診察内容
睡眠時無呼吸の検査
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は眠っている間に数秒から数十秒間、呼吸が停止する疾患です。そのため、寝ているときにどのような睡眠状態なのか、呼吸の状態はどのようになっているかを検査する必要があります。しかし、睡眠時無呼吸症候群は頭痛や腹痛などと違い、自分では分かりにくい病気です。
例えば「睡眠時間を多くとっても日中眠い」「テレビを見ていたり本を読んでいるときに居眠りしてしまう」「運転中に眠くなる」「いびきがひどい」といった症状がある方は、一度ご相談ください。
検査は小型の器械をお貸し致しますので、ご自宅で可能です。普段の慣れた場所で安心してリラックスして検査を受けることができます。
また、1日だけではなく2~3日器械を貸し出すことが可能ですので、何日か続けて検査していただくこともできます。
検査の流れ
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1. 検査前日まで
検査の必要があると診断された場合、診察時に予約をとっていただきます。
看護師から検査方法の説明があります。検査前日も特に制限はありません。普段と変わらずにお過ごしください。 -
2. 検査当日
就寝前に検査の準備をします。
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1. 腕には小型の器械を、指には酸素濃度をはかるセンサーをそれぞれつけます
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2. 呼吸の状態を調べるチューブを鼻につけます
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3. 器械の電源を入れて就寝します。睡眠中、器械が自動的に睡眠状態を記録します(途中で目が覚めたり、トイレに行ったりしても、特に器械を操作する必要はありません。)。
翌朝、起床後に電源をお切りください。
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3. 検査終了後
器械を病院に持ってきていただきます。
検査結果の説明は器械を持ってきていただいた当日、もしくは後日となります。当日であれば結果の解析に30分程かかりますので、その間お待ちいただくことになります。
結果説明は、無呼吸数、睡眠状態などの結果を交え、SASであるかどうか診断結果をお伝えします。SASと診断された場合は、今後の治療方針についてご相談させていただきます。