仙台の脳外科・神経内科・脳ドッグ・MRI|なかむら脳神経外科

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血圧脈波検査

動脈硬化の程度を調べるための検査です。簡単な検査で“血管年齢”が判定できます。

動脈硬化とは、動脈の層が厚くなったり、硬くなったりして弾力性や柔軟性を失なった状態をいい、これが細い動脈に起きた時を細動脈硬化、比較的太い動脈に起きた時を粥状動脈硬化といいます。
動脈硬化は自覚症状がなく進行し、また心臓病や脳血管障害などいろいろな病気を起こす要因となるので、注意しなければいけない疾患です。

検査の方法は血圧測定と似ており、難しいものではありません。足首と上腕に血圧計を巻き、胸に心電図のシールを一つ貼ります。3~4分で終了し、痛みも伴わないため患者さんへの負担が少ない検査です。
足首と上腕の血圧の比を測定することによって血管の狭窄の程度がわかります。健康な人の場合、足首の血圧は上腕の血圧より高いのが普通ですが、足の動脈が細くなったり、詰まっていたりすると血流が悪くなり上腕の血圧より低くなります。

動脈硬化は加齢とともに進行するため、一種の老化現象ともいえます。しかし、同じ年齢でも血管の状態に個人差があることから、動脈硬化は食事、運動、喫煙、飲酒、ストレスなどの生活習慣の違いによって大きく影響されることがわかっています。
また、動脈硬化は、高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満などの疾病も要因でもあり、生活習慣を見直すことは大切なことです。自覚症状のない疾患だからこそ、一度検査を受けてみてはいかがでしょうか?