診察内容
脳神経外科
頭痛・めまい等、もしかして重篤な病気の前兆では?
脳や頭に関する症状や病気に関する事はなんでも御相談ください。
頭痛外来 頭痛でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
現在日本人の約4割の人が1年に1回以上なんらかの頭痛を経験し、また約3割の人が日常的に頭痛に悩まされているといいます。
頭痛にも片頭痛、緊張性頭痛、群発性頭痛などいろいろな種類があり、頭痛の種類によって治療法も違います。 また、脳腫瘍、脳血管障害など怖い病気が隠れていることもあります。頭痛診療の第一歩は、このような脳に潜む病気がないかどうかを判断することです。それには問診や診察だけではなくCTやMRIなどの画像診断が必要となります。頭痛でお悩みの方は、一度頭痛外来を受診されることをお勧めします。
頭痛が起きていない時に来院してもいいのだろうか・・・とお悩みの方もいると思いますが、頭痛が起きている時に病院に来るのは大変でしょうから、普段の状態の時に受診して頂いても大丈夫です。頭痛ぐらいで病院に行っても良いのかしら・・・とお思いの方も多いようですが、当院を受診される患者さんで一番多い主訴は頭痛です。どうぞお気軽にご来院下さい。
めまい外来
当院では、めまい・ふらつきなどの症状がある患者さんに診察および検査を行い、原因の診断とそれに即した治療を行っています。
患者さんの症状に合わせ、必要時MRIや重心動揺検査、起立血圧検査などを行います。
また、めまいの治療には、めまい発作に対する対処治療と、めまいの原因に対する治療があり、定期的な診察と検査、投薬治療により症状を改善させることができます。
受診するときには
ひどいめまいで受診される方は、待合室で待っていることも辛いと思いますので、診察の順番までベッドでお休みいただくことも可能です。
めまいが治まってから受診されるときは、問診でめまいがどのような感じであったか思い出してお話していただくことになります。そこで、次のような点をメモしておくと診察の際に役に立ちますので参考にして下さい。
- いつ、どこで、何をしていたときに起こったか
- どんなめまいだったか(ぐるぐる回る、ふわふわする、まっすぐ歩けない、など)
- めまい以外の症状(吐気、耳鳴り、手足のしびれなど)はなかったか
- めまいが起こる前の生活状況(体調、ストレス、睡眠状況など)
めまいの原因はさまざまです
脳血管障害や脳腫瘍などの中枢性要因、内耳的な要因、内科的な要因が挙げられます。めまいは、平衡バランスを取る身体のシステムのどこかに異常があることにより起こります。
身体は目、耳、体の触覚などの情報を脳で統合する事で平衡バランスを保っています。これがうまくいかなくなると平衡感覚がなくなり、目の前が回転しているような症状やふわふわと宙に浮いているような症状が発生するのです。
内服薬によって症状が軽くなる場合も多いので、めまいでお悩みの方はぜひご相談ください。
めまいにも種類があります
めまいには、患者さんが「ぐるぐる回る感じがする」と訴える回転性めまい、「フラフラする、フワッとする」と訴える浮動性・動揺性めまいがあります。それ以外にも、「目の前が暗くなる感じがする」「立ちくらみがする」といった内容を訴えられる方がおられます。
回転性めまいのほとんどは三半規管、前庭神経などの耳鼻科的な要因によります。三半規管内のリンパ液過剰によるメニエル病、ウイルス感染による前庭神経炎、突発性難聴、一番多い原因である良性発作性頭位めまい症は三半規管内に耳石が脱落することにより生じると考えられています。
脳が原因となるめまい症状は多くの場合、ろれつが回らない、物が二重に見える、手足のしびれや脱力など他の神経症状を伴います。しかし、ここが難しいところなのですが、めまい症状だけの脳疾患もそう珍しいものではないのです。 また、めまいの強さと疾病の重大さは相関しません。つまり、めまい症状が強いからといって重大な病気であるとは限らず、めまい症状が軽いからといってたいしたことがないとは言えないのです。